コラム

2024/03/11 コラム

離婚の財産分与をする前にチェックした方がいいことは?どんな準備が必要?

離婚届のイラスト

 

 

「離婚をしたいが、財産分与はどうなるのか?」

財産とは何か、財産分与で気を付けることなど解説します!

 

 

【離婚の方法】

離婚の方法については、3種類の方法があります。

詳しくはこちらのコラムをご覧ください。

協議離婚と調停離婚の違いは何?

 

【離婚で財産にあたるもの】

結婚期間中に協力して形成した下記の財産は財産分与の対象となります。

また、夫婦の共有財産の分与割合は原則として「2分の1」です。

現金のイラスト

 

〇現金

〇預貯金

軽自動車のイラスト(車)〇保険

〇車

〇家財、金属

家・建物のイラスト「1階建て一軒家」

〇有価証券

〇不動産

 

家財や金属などは現金に換金して分割する方法が一般的です。

以下では、不動産の分与について詳しく解説していきます!

 

【不動産の財産分与】

不動産の分与方法にはいくつかの選択肢があります。

一方が家に住み続けて、他方が不動産評価額の半額を支払う

名義人が住み続ける場合には問題はありません。

名義人以外の者が家に住み続ける場合には注意が必要です。

ローンなどが組まれている場合に返済が滞ると、競売などで家の退去を迫られる可能性があります。

この場合には、必ず名義変更を行いましょう。

家を売買し、売買代金を二人で分割する

この方法が最も争いなく解決できるかと思います。

家を売買し、現金化してローンなどを相殺して残った現金を二人で分割します。

もっとも、家の価値がローンの額を下回る場合には「オーバーローン」といい、家を売買した上でさらにローンを返済しなければなりません。

 

【不動産の価値の調べ方】

不動産の価値を調べるには、不動産鑑定士に依頼をする方法があります。

1社の査定で数万~数十万円かかりますが、鑑定士によっては不動産の種類によって得意不得意な分野がありますので、最低でも3社は査定をしてもらう方がいいでしょう。

数百万円の違いが、大きな損失に繋がります。

 

【離婚の財産分与で困ったら】

財産分与はまずは話し合いによって決定します。

分与する財産が複数あるような複雑な場合には、弁護士に依頼をすることをお勧めします。

また、財産分与ができる期間は離婚したときから2年以内という制限もありますので、早急に対応する必要があります。

 

須賀法律事務所では、離婚の財産分与に関するご相談もお受けしております。

お問い合わせはお電話またはLINEにてお待ちしております!

© 須賀法律事務所