2023/03/28 解決事例
【強制わいせつ罪】強制わいせつ罪で身柄拘束を防ぐとともに不起訴となった事例
罪名 | 解決結果 |
強制わいせつ | 身柄拘束を防ぐとともに不起訴を獲得 |
(強制わいせつ)
第百七十六条 十三歳以上の者に対し、暴行又は脅迫を用いてわいせつな行為をした者は、六月以上十年以下の懲役に処する。十三歳未満の者に対し、わいせつな行為をした者も、同様とする。
引用元:e-Gov法令検索
【事件の内容】
路上で声をかけた女性の身体に服の上から触るなどした事案。
【ご相談から依頼までの経緯】
任意取調べを受けた後に当事務所にご相談され、すぐに受任しました。
【弁護活動の結果】
被害者の方に謝罪文を作成の上、示談の申し入れをしたが示談に応じなかったため、示談金と反省文は弁護人が預かっており被害者の意向次第でいつでも対応が可能である旨捜査機関を通じて伝達し、一連の交渉経過を示談経過報告書にまとめ記録化。また、実家のご家族に監督を約束してもらい、実家に住所変更をさせ、被害現場に近寄らないことを誓約。これらの弁護活動の結果として身柄拘束を防ぐ(在宅での捜査)とともに不起訴処分を獲得しました。
【コメント】
身柄拘束を防ぐためには逃亡や罪証隠滅のおそれがないと判断されるための活動が必要不可欠です。また、示談交渉は示談や宥恕を獲得することのみが目的ではありません。交渉過程を記録化することで複数回にわたって真摯に反省の意を示し、再犯可能性が低いことを示す証拠の一つになります。こういった証拠化も示談交渉の重要な目的といえます。