2024/03/11 コラム
在宅捜査でも逮捕・起訴される可能性はあるのか?在宅捜査の流れや注意点について
【在宅捜査とは】
在宅捜査とは、犯罪の容疑者の身柄拘束をせずに捜査を進める捜査方法のことをいいます。
在宅捜査の場合、自宅から出頭しいつでも自由に帰宅することができます。
出頭頻度によっては、仕事を続けたり学校に通いながら捜査を受けることも可能です。
他方、容疑者を身柄拘束して捜査する方法を身柄事件もしくは強制事件といいます。
【在宅捜査の流れ】
在宅捜査では、警察官から「〇月〇日に取調べをするので出頭してください」との連絡が入ります。
事案にもよりますが、取調べは複数回に及ぶことがあります。
警察による取調べ後、検察に書類送検され、検察による取調べがあります。
取調べを元に検察官は、起訴不起訴の判断を下します。
起訴された場合、刑事裁判となり有罪判決であれば前科がついてしまいます。
【在宅捜査で逮捕される危険はあるのか】
在宅捜査が始まっている場合にも、出頭日に出頭しなかったり証拠を隠滅するおそれがあると判断された場合には、逮捕に至る可能性があります。
逮捕を避けたい場合には、まず捜査機関からの呼び出しには応じましょう。
【まとめ】
在宅捜査の場合でも、起訴されるか否かは身柄事件の場合と変わりません。
警察からの呼び出しがあった場合には、早期に弁護士に依頼をし、取調べに対するアドバイスや相手方との示談交渉などを進める必要があります。
取調べ後、捜査機関から連絡がこなくなったとしても、捜査機関が事件の処理をどうするか迷っていたり、事件の重要度が低く後回しになっているなどの理由が考えられます。
ですので、連絡がこないだけで事件が解決したと期待するのは早計です。
当事務所では、在宅捜査に関するご依頼もお受けしております。
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