2024/03/11 コラム
離婚時に親権を獲得するには!?浮気しても親権を獲得できるのか?
「親権を獲得したい…!」
親権を得るにはどのような要素が考慮されるのか解説します!
【親権とは】
親権とは、未成年の子を養育・監護し、子の財産を管理する権利や義務をいいます。
具体的には、「財産管理権」と「監護権」にわかれます。
財産管理権とは、子の包括的な財産の管理権をいいます。子の財産をどのように子のために使うかについて、親権者には広い裁量があります。
監護権とは、子の代理権・職業許可権などをいいます。つまり、子の世話や教育をする権利です。
離婚をするためには、未成年の子の親権者に夫婦のどちらがなるかを決めなければなりません。
では、どのように決められるでしょうか。
【親権者の決め方】
まずは話し合いによってどちらが親権者かを決めます。
話し合いで決まらない場合、家庭裁判所の調停で決めることになります。
調停では調停員が仲介になって双方の話を聞き話し合いで決めます。
調停でも決着がつかない場合には、最終的に裁判所の判断により親権者が決定されます。
【調停や裁判で考慮される事情】
調停や裁判では、どちらを親権者にした方が子の成長に有益かという観点から考えられます。
そのため、現在や過去の養育状況・収入などの経済面・離婚後の環境の変化や変化が子に与える影響・子の意思などが考慮されます。
特に、これまで子育てにどのように関わってきたかや子が今後どちらと住みたいと思っているかなどが強く考慮される傾向にあります。
また、家庭裁判所の調査官により子の普段の様子や家庭訪問などにより調査がなされた場合、その結果も尊重されます。
【浮気しても親権者になれるのか?】
親権者は、不倫・浮気をした人でもなることが可能です。
離婚の原因と子の親権者はわけて考えることになっています。
また、収入が少ない専業夫婦でも親権者になることが可能です。
須賀法律事務所では、親権に関するご相談もお受けしております。
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