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2025/03/20 コラム

オンカジの次はマンションポーカー⁉密かに行われる賭博行為の実態と違法性を弁護士が解説

最近、自宅やマンションの一室で行われる「マンションポーカー」が問題になっています。実は、こうした場所で現金をかけてポーカーをする行為が「違法」とされ、実際に逮捕されたニュースが話題になっています。

日本では、カジノに関する法律(例えば「特定複合観光施設区域の整備の推進に関する法律」通称:IR推進法や刑法第185条・186条など)に基づき、「お金や物をかけて遊ぶこと」を厳しく禁止しています。違法な賭博行為に参加した人も処罰の対象となります。これは、賭博行為そのものを抑制し、社会的な影響を最小限に抑えるためで、遊び感覚のつもりが逮捕につながるケースも珍しくありません⚠️

この記事では、弁護士の視点から「マンションポーカー」がなぜ違法なのか、そして実際にあった摘発事例や、逮捕されないために注意すべきポイントをわかりやすく解説していきます。
知らず知らずのうちに犯罪に巻き込まれないためにも、正しい知識を身につけることが大切です。

【密かに行われる「マンションポーカー」の実態と摘発された事例】

最近、マンションや自宅の一室でポーカー賭博が行われる「マンションポーカー」が話題になっています。これは、参加者が現金を賭けてポーカーを楽しむ違法な遊びです⚠️

実際に、2025年3月東京都新宿区では、マンションの一室でポーカー賭博を開いていた運営者・従業員4人と客5人が、その場で逮捕される事件が発生しました。
開催者だけでなく、遊びに来ていた参加者までもが処罰の対象となりました。

この場所では店の看板を設置せず、常連客からの紹介制で運営しており、部屋は常に施錠されるなど、外部からは分かりにくい工夫がされていました。しかし、開始からわずか10か月で警察に摘発され、逮捕に至りました👮‍♂️

「マンションの中でやっていたからバレないと思った」「紹介制だから安全」──そう考えていたとしても、警察の捜査は確実に進んでいます。

特に、最近は賭博行為に対する警察の取り締まりが全国的に強化されています。
「遊びのつもりだった」「少しだけだから大丈夫」と思っていても、法律はそんなに甘くありません
逮捕や前科という現実を避けるためにも、賭博行為のリスクと違法性を正しく知っておくことが大切です📚

「運営者も参加者もアウト」マンションポーカーが違法とされる理由

「マンションの一室でお金を賭けただけで、なんで逮捕されるの?」と思う人もいるかもしれません。
でも実は、日本の法律ではお金や物を賭けて遊ぶ行為そのものが禁止されているのです⚠️

なぜそんなに厳しいのでしょうか?それには、きちんとした理由があります。

日本で賭博が禁止されているのは、次のような目的があるからです。

  • ギャンブル依存症を防ぐため
  • お金のトラブルや犯罪を防ぐため
  • 社会の秩序を守るため

「ちょっと遊ぶだけ」と軽く考えた賭け事が、気づかないうちに人生を壊すきっかけになることもあるのです。だからこそ、日本では賭博行為を厳しく取り締まっているというわけです。

参加者も処罰される!それが「賭博罪」です

日本では、お金を賭けて遊ぶ行為は「賭博罪」として処罰されると法律で決められています。
具体的には、50万円以下の罰金または科料(かりょう)が科される可能性があります。

ポーカーは、運の要素が大きく関わるゲームです。そのため、お金や物を賭けてプレイした時点で「遊びでもアウト」と判断されます。
これは、スポーツや囲碁・将棋でも同じで、賭けが発生すればすべて違法になるのです。

主催者はさらに重罪!「賭博場開帳図利罪」にあたります

そして、ポーカーを主催している人──つまり場所を用意したり、参加費を集めたり、運営で利益を得ている人は、さらに重い罪に問われます。
この場合、「刑法186条」に規定されている賭博場開帳図利罪(とばくじょうかいちょうとりざい)が適用されることになります。

この罪にあたると、3か月以上5年以下の懲役刑となる可能性があり、非常に重い処罰です🚨

「ただ場所を貸しただけ」「お金は取っていないから大丈夫」と思っていても通用しません。
利益が絡む行為や、賭け事を助ける行為はすべて罪になるのです。

【パチンコ・競馬との違いは?】

「お金を賭けるのが全部違法なら、パチンコや競馬はどうなの?」と思ったことはありませんか?
実は、日本には特別な法律によって認められている「合法ギャンブル」があります🎰

パチンコはなぜ合法なの?

パチンコは、法律上「賭博」とは扱われていません。なぜなら、店内で直接お金を賭けるわけではないからです。
プレイヤーはパチンコ玉で遊び、景品と交換し、その景品を店外で現金化できる仕組みがあるため、法律上は「グレーゾーン」とされています。

競馬・競艇・競輪は国が認めた「公営ギャンブル」

競馬・競艇(ボートレース)・競輪は、国や自治体が法律で運営を許可している「公営ギャンブル」です🏇🚤
「競馬法」「モーターボート競走法」など、それぞれに専用の法律があり、きちんとルールを守った形で運営
されています。
そのため、公認の場所で買った馬券や舟券は合法ですが、私的に賭けるのはNG(違法)です。

カジノが合法になる?IR推進法とは

現在、日本ではIR推進法(特定複合観光施設区域整備法)により、カジノを含む統合型リゾート(IR)の整備が進められています。

この法律は、観光振興や地域経済の活性化を目的として、特別に許可された区域でのみカジノを合法的に運営できるようにするものです🎰

そして、日本初のカジノは、大阪の夢洲(ゆめしま)地区にて、2030年頃に開業予定と発表されています。
これにより、日本でも厳格なルールと監督のもとで、カジノが合法的に楽しめる時代が来ようとしています。

【もし逮捕されたらすぐに弁護士に相談を】

「まさか自分が逮捕されるなんて…」
賭博罪や賭博場開帳図利罪で逮捕された人の多くが、そう感じています。

実際に逮捕されてしまうと、前科がつくリスクがあり、仕事や人間関係、社会的信用に大きな影響を及ぼします。

逮捕後は取調べや勾留が待っている

賭博罪などで逮捕されると、警察での取調べや最大で20日間の勾留が行われる可能性があります。
この間、警察や検察から厳しい追及を受けることもあり、自分だけで対応するのは非常に危険です🚨

うっかり不利なことを話してしまったり、後悔するような対応をしてしまうことも…。

弁護士に早めに相談することで、結果が変わることも

そんなとき、早期に弁護士へ相談することが何より重要です
弁護士が間に入ることで、

  • 警察とのやりとりのサポート
  • 不起訴になるための対応策
  • 略式罰金で済むように交渉

など、適切な対応と弁護を受けることができるため、結果が大きく変わることもあります💡

少しでも不安を感じたら、今すぐ相談を!

「もしかして捕まるかも…」
「もう警察から呼ばれた…」

そんなときは、迷わず弁護士に相談してください。


当事務所では、賭博罪・賭博場開帳図利罪に関する相談を全国対応で受付中です。
迅速に対応し、あなたの不安を解消できるよう全力でサポートします👨‍⚖️

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