コラム

2023/11/06 コラム

クレームが犯罪になるのか?威力業務妨害など該当しうる罪を解説!

 〇クレームが犯罪になる?

昨今、悪質なクレームの中には威力業務妨害偽計業務妨害に該当するケースが増えています。

どのようなクレームが犯罪になるのでしょうか。

 

〇強要罪

強要罪は、暴行または脅迫を手段として、人に義務のないことを行わせ、または人の権利行使を妨害することをいいます。

「土下座しろ!」などが強要罪にあたります。

 

〇脅迫罪

脅迫罪とは、人の生命・身体・自由・名誉・財産に対して危害を加えることを伝え、人を脅迫することをいいます。

「殺すぞ!」「お前の写真をSNSに晒すからな!」などが脅迫罪にあたります。

 

〇恐喝罪

恐喝罪とは、暴力や脅迫によって人を恐怖させ、金銭や財物を交付させることをいいます。

「上に報告されたくなかったら100万払え!」などが恐喝罪にあたります。

 

〇威力業務妨害罪

威力業務妨害罪とは、威力を用いて人の業務を妨害することをいいます。「威力」とは、大声で騒ぐや爆破予告をするなどが具体例です。

(椅子や机を蹴りながら)何してくれてるんだよ!」やクレーム電話をかけ続けて店舗運営を妨害するなどが威力業務妨害罪にあたります。

 

〇偽計業務妨害罪

偽計業務妨害罪とは、虚偽の風説の流布や偽計を用いて、人の信用を毀損しまたは相手の業務を妨害することをいいます。

SNSで「あの店の商品には異物が混入していた」とうその情報を流すなどが偽計業務妨害罪にあたります。

 

〇クレーム対応に困ったら

まずは録音などの方法で会話内容を記録しましょぅ。

当事者同士の会話は録音しても法律的に問題はありません。

クレームが悪質化し業務が妨害されたら早急に弁護士に相談しましょう。

 

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